はじめに:なぜ「パパの装着感」が重要なのか?
「抱っこ紐なんて、どれも同じでしょ?」
第一子が生まれる前、私もそう思っていました。でも、実際に使い始めてわかったんです。抱っこ紐選びを間違えると、パパの育児参加そのものが苦痛になる、ということを。
都心で共働きをしている我が家の場合、平日の保育園送迎はパパママが分担しています。朝はママが送り、夕方は私が迎えに行く。保育園から自宅まで徒歩15分の道のりを、10kgを超える息子を抱っこしながら歩く。これが週5日続きます。
最初に買った抱っこ紐は、妻が選んだ「ママに人気」のモデルでした。確かに妻には合っているようでしたが、身長180cm、体重75kgの私が使うと、肩ストラップがずり落ちる、腰ベルトの位置が合わない、長時間使うと肩と腰が痛くなる……。結局、抱っこ紐での送迎が苦痛になり、「ベビーカーでいいか」と妥協していました。
でも、ベビーカーは雨の日や混雑した電車では使いづらい。階段のある駅では持ち上げが大変。結局、抱っこ紐が使えないことが、パパの育児参加のボトルネックになっていたんです。
そんな時、保育園のパパ友から勧められたのが「エルゴベビー オムニブリーズ」でした。「体格のいいパパでも疲れない」「夫婦で共有しやすい」という評判を聞いて、半信半疑で購入。
結論から言うと、これは完全に正解でした。
オムニブリーズを使い始めてから1年以上が経ちますが、今では週5日の保育園送迎も苦にならなくなりました。15分の道のりを息子と話しながら歩く時間が、むしろ楽しみになったんです。肩こりや腰痛もほとんどありません。
この記事では、身長180cmの私が実際に1年以上使い倒した経験をもとに、オムニブリーズの「本当のところ」を包み隠さずお伝えします。体格の良いパパでも本当に使えるのか? 夫婦での共有はスムーズなのか? どんなデメリットがあるのか? すべて正直に書いていきます。
抱っこ紐選びで迷っているパパ、そして「パパが使える抱っこ紐」を探しているママに、ぜひ読んでいただきたいです。
スペック確認:体格のいいパパでも大丈夫?
まずは基本スペックから確認しましょう。抱っこ紐選びで最も重要なのが、自分の体格に合っているかどうかです。
ウエストサイズの許容範囲:公式vs実測
エルゴベビー オムニブリーズの公式スペック
- ウエストサイズ:60cm〜132cm
- 肩ストラップ長:調整可能(具体的な数値は非公開)
- 対象月齢:新生児(3.2kg)〜48ヶ月(20.4kg)
- 本体重量:約740g
公式には「ウエスト132cmまで対応」とありますが、実際のところどうなのか? 私のウエストは83cmで、スポーツジムに通っているためやや筋肉質な体型です。
実際に装着してみた結果:
ウエストベルトは十分な余裕があります。83cmの私で、ベルトの長さは半分程度を使用。つまり、公式スペック通り、ウエスト100cm以上の方でも問題なく使えるはずです。
さらに重要なのが、ベルトの「厚み」と「硬さ」。オムニブリーズのウエストベルトは、幅約12cm、厚さ約3cmのしっかりとしたクッション構造。これが体重を分散させる鍵になっています。
安価な抱っこ紐の場合、ウエストベルトが薄くて柔らかいため、長時間使うと腰に食い込んで痛くなります。でもオムニブリーズなら、15kgの子どもを30分以上抱っこしても、腰への負担がほとんどありません。
肩ストラップの厚みと調整範囲
体格の良いパパにとって、もう一つの懸念が「肩ストラップ」です。
私の肩幅は48cmあり、標準的な男性よりやや広め。また、なで肩気味なので、リュックサックなどもずり落ちやすい体型です。こういう体格だと、抱っこ紐の肩ストラップが細いと、どんどんずり落ちてきて使い物になりません。
オムニブリーズの肩ストラップの特徴:
- 幅:約7cm(一般的な抱っこ紐は4〜5cm)
- 厚み:約2.5cm(中綿入りクッション構造)
- 調整範囲:スライド式で無段階調整可能
実際に使ってみると、この幅広ストラップの効果は絶大です。重さが広い面積に分散されるため、肩への食い込みが圧倒的に少ない。10kgの子どもを抱っこしても、肩が痛くなることはほとんどありません。
また、ストラップの裏面全体がクッション素材になっているため、Tシャツ1枚の夏場でも、肩に跡が残りにくいのも地味に嬉しいポイントです。
身長別の使用感:公式データにない実測値
エルゴベビーの公式サイトには、身長に関する具体的な推奨範囲が明記されていません。そこで、実際に異なる身長の人が使った場合の使用感をまとめました。
身長180cm(私)の場合:
- 肩ストラップの長さ:最長から2目盛り短く調整(まだ余裕あり)
- 子どもの位置:胸の中央やや上(理想的な高さ)
- 背中のバックル:腕を後ろに回せば届く(やや届きにくい)
身長165cm(妻)の場合:
- 肩ストラップの長さ:中間くらいで調整
- 子どもの位置:胸の中央(理想的な高さ)
- 背中のバックル:楽に届く
保育園のパパ友(身長190cm)の場合:
- 肩ストラップの長さ:最長でちょうど良い
- 子どもの位置:胸の中央(問題なし)
- 背中のバックル:届きにくいため、前留め方式を使用
この結果から言えるのは、身長190cmまでなら問題なく使用可能ということです。ただし、185cm以上の方は、背中のバックルを留める際に少し工夫が必要になります(後述の「前留め手順」を参照)。
身長150cm台の小柄な方から、190cm台の大柄な方まで対応できる。これがオムニブリーズの最大の強みの一つです。
【検証】パパが感動したオムニブリーズ3つの装着メリット
スペックの話はここまでにして、実際に使ってわかった「これは本当にすごい!」と感じたポイントを3つ紹介します。
① SoftFlex™メッシュの通気性:スーツが汗だくにならない奇跡
オムニブリーズ最大の特徴が、全面に使われている「SoftFlex™メッシュ」素材です。
「メッシュ素材なんて、どの抱っこ紐にもあるでしょ?」と思うかもしれません。でも、オムニブリーズのメッシュは次元が違います。
従来の抱っこ紐との違い:
- 一般的な抱っこ紐:部分的にメッシュパネルがある程度
- オムニブリーズ:全面メッシュ構造(99%の通気性)
この差が、実際の使用シーンでどれだけ重要か、具体例でお伝えします。
実際の使用シーン:仕事帰りの保育園お迎え
私の場合、平日は仕事帰りに直接保育園へお迎えに行きます。夏場は特に、スーツを着たままの抱っこは地獄でした。以前の抱っこ紐だと、保育園から自宅までの15分で、背中が汗びっしょり。Yシャツが透けて見えるレベルです。
でも、オムニブリーズに変えてからは劇的に改善しました。同じ15分の道のりでも、背中の汗が7割減。ジャケットを脱げば、ほとんど汗をかきません。
これは単なる感覚ではなく、物理的に説明できます。従来の抱っこ紐は、子どもとパパの間に「空気が通らない層」ができてしまいます。体温の高い子ども(平熱37℃前後)と、体温の高いパパ(私は36.8℃)が密着すると、その間は簡単に38℃を超えます。これが「蒸れ」の原因です。
オムニブリーズのSoftFlex™メッシュは、まるで網戸のように空気が通り抜けます。歩く動作による自然な風が、常に子どもとパパの間を通過するため、熱がこもりません。
子どもにとってのメリットも大きい
これは子どもにとっても重要です。赤ちゃんは体温調節機能が未発達なため、抱っこ紐内で蒸れると、あせもや湿疹の原因になります。
我が家の息子は、以前の抱っこ紐だと背中に必ず汗をかいていました。保育園から帰ると、背中が湿っぽくて、すぐに着替えが必要でした。でもオムニブリーズに変えてからは、背中がほぼサラサラ。夏場でも快適に過ごせています。
冬場の蒸れ対策にも効果的
意外かもしれませんが、メッシュ素材は冬場にも役立ちます。
「冬にメッシュだと寒いのでは?」と思うかもしれませんが、実際には逆です。冬場、コートを着た状態で抱っこ紐を使うと、コート内部が蒸し風呂状態になります。これが不快なだけでなく、外に出た時に急激に冷えて風邪の原因にもなります。
オムニブリーズなら、コート内の余分な熱と湿気を適度に逃がしてくれるため、快適な温度を保てます。もちろん、寒い日は子どもに上着を着せればOKです。
② 腰サポートベルトの安定感:15kgでも30分余裕
次に感動したのが、腰ベルトの「重量分散」性能です。
抱っこ紐の良し悪しは、実は「どれだけ重さを腰で支えられるか」で決まります。肩だけで支えようとすると、すぐに疲れますし、肩こりの原因になります。
重量分散のメカニズム
オムニブリーズの腰ベルトは、単なる固定用ベルトではありません。整形外科的な理論に基づいた「荷重分散システム」が組み込まれています。
- 幅広構造(約12cm): 体重が広い面積に分散される
- 硬さとクッションのバランス: 柔らかすぎず、硬すぎない絶妙な硬度
- 骨盤への密着性: 腰骨のやや下、骨盤の上に正しく装着すると、骨格で重さを支える形になる
実際に使ってみると、この設計の優秀さがわかります。
実測データ:装着位置による疲労度の違い
私が実際に試してみた結果がこちらです。
- 腰ベルトを「腰骨の上」に装着:30分で肩と腰が痛くなる
- 腰ベルトを「骨盤の上(腰骨のやや下)」に装着:60分でも快適
たった数センチの違いですが、効果は雲泥の差です。正しい位置に装着すれば、15kgの子どもを30分以上抱っこしても、ほとんど疲れません。
具体的な使用シーン:休日のショッピングモール
休日、家族で大型ショッピングモールに出かけることがあります。2〜3時間の滞在中、息子(現在14kg)はほとんど抱っこ紐の中。ベビーカーだと狭い店内では邪魔になるし、エスカレーターのたびに畳むのも面倒です。
以前の抱っこ紐なら、1時間が限界でした。肩が痛くなり、腰も重だるくなり、結局ベビーカーに切り替えていました。
でもオムニブリーズなら、3時間でも問題ありません。もちろん、全く疲れないわけではありませんが、「もう限界!」という感覚にはなりません。妻と交代しながら使えば、一日中でも大丈夫です。
この差は本当に大きい。抱っこ紐の性能が、家族のお出かけの質を左右すると実感しました。
③ クロス装着の選択肢:体格に合わせたカスタマイズ
オムニブリーズには、肩ストラップの装着方法が2種類あります。
H型装着(標準)
肩ストラップが平行に下りてくるタイプ。リュックサックのような装着感。
クロス型装着
肩ストラップが背中でクロスするタイプ。重さがより分散される。
この選択肢があることが、実は非常に重要です。
体型別の最適な装着方法
私の場合、なで肩気味の体型なので、H型だとストラップがずり落ちやすい傾向がありました。でもクロス型に変更したところ、ずり落ちが完全に解消。ストラップが肩の上で安定するようになりました。
一方、妻はいかり肩気味なので、H型の方が快適だそうです。クロス型だと、肩甲骨のあたりに圧迫感を感じるとのこと。
つまり、同じ抱っこ紐でも、体型に合わせて装着方法を変えられることで、より多くの人に最適化できるんです。
装着方法の切り替えは簡単
「装着方法を変えるなんて、面倒じゃないの?」と思うかもしれませんが、実際には30秒程度で切り替えられます。
- 背中のバックルを外す
- 肩ストラップをクロスさせる(またはクロスを解除する)
- 背中のバックルを留め直す
これだけです。一度自分に合った方法を見つけたら、基本的にはそのままで使い続けるので、頻繁に切り替える必要もありません。
この「選択肢がある」ということ自体が、オムニブリーズの完成度の高さを物語っていると思います。
抱っこ紐選びについては、パパ目線で選ぶ育児グッズ完全ガイド(※内部リンク想定)でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
夫婦共有はスムーズ? サイズ調整のリアル
「夫婦で共有できる抱っこ紐」というのは、実は非常に重要なポイントです。
我が家のように共働きで、パパママが交代で育児をする場合、抱っこ紐が1つしかないと、常にどちらかが持ち歩く必要があります。でも、外出先でサッと交代できれば、育児の効率が格段に上がります。
ここが時短:10秒で交代完了
オムニブリーズの最大の強みの一つが、「サイズ調整が驚くほど速い」ことです。
従来の抱っこ紐の問題点
一般的な抱っこ紐は、肩ストラップの長さをバックルで調整するタイプが多いです。これだと、パパからママに交代する際、以下の作業が必要になります。
- 肩ストラップのバックルを緩める(左右2箇所)
- ストラップの長さを調整する
- バックルを締め直す
- 腰ベルトのバックルを緩める
- ベルトの長さを調整する
- バックルを締め直す
合計で6ステップ。慣れても1〜2分はかかります。
オムニブリーズの場合
オムニブリーズは「スライド式調整」を採用しています。
- 肩ストラップのスライダーを引っ張る(左右2箇所)
- 腰ベルトのバックルを外して調整
- バックルを留め直す
合計3ステップ。所要時間わずか10秒です。
実際の使用シーン:買い物中の交代
休日、家族でスーパーに買い物に行く時のこと。入口からレジまでは私が抱っこし、レジ待ちの間に妻にバトンタッチ。私が会計と袋詰めをしている間、妻が息子を抱っこしていてくれます。
この交代が10秒で完了するので、レジの列を止めることもなく、スムーズに会計が進みます。以前の抱っこ紐だと、交代に1分以上かかり、後ろの人を待たせてしまうことも多かったんです。
たかが1分、されど1分。こうした小さなストレスの積み重ねが、育児の疲労感につながります。
注意点:共有時に覚えておくべき「自分の目盛り」
ただし、完全に調整不要というわけではありません。夫婦で体格差がある場合、必ず調整が必要な箇所が2つあります。
① 肩ストラップの長さ
私と妻では、身長差が15cmあります。そのため、肩ストラップの長さは毎回調整が必要です。
でも、これには簡単な解決策があります。それは「自分の目盛りを覚えておく」こと。
オムニブリーズの肩ストラップには、調整用のスライダーに小さな目盛りがついています(1〜10の数字)。私の場合は「8」、妻の場合は「5」が最適な長さ。これを覚えておけば、毎回悩む必要がありません。
② 腰ベルトの長さ
腰ベルトも、ウエストサイズに合わせた調整が必要です。私はウエスト83cm、妻は65cm。かなりの差があります。
こちらも、ベルトに付いている小さなマーキング(ベルトの端から何センチという位置)を覚えておけば、スムーズに調整できます。
実際の交代手順(完全版)
妻から私への交代手順を、実際の流れで説明します。
- 子どもを抱っこ紐から降ろす(妻)
- 妻が腰ベルトと肩ストラップを外す
- 私が腰ベルトを巻き、自分のマーキング位置に合わせる(3秒)
- 肩ストラップを装着し、スライダーを「8」の目盛りに合わせる(5秒)
- 子どもを抱き入れる(2秒)
合計10秒。これなら、外出先でも全くストレスになりません。
完全共有 vs パパママ別々:どちらが正解?
「それなら最初から2つ買った方が楽じゃない?」と思う方もいるかもしれません。
確かに、パパ用とママ用で2つ持つのも一つの選択肢です。実際、我が家の保育園でも、そうしている家庭はあります。
2つ持つメリット:
- サイズ調整が完全不要
- それぞれが自分専用にカスタマイズできる
1つを共有するメリット:
- 初期費用が半分(オムニブリーズは約3.3万円)
- 外出時の持ち物が減る
- 「忘れた!」というトラブルがない
我が家の場合、1つを共有する方式で1年以上やっていますが、特に不便を感じたことはありません。10秒で調整できるなら、2つ持つ必要性は薄いと感じています。
ただし、パパママが完全に別行動することが多い家庭(例:パパは休日に子どもと公園、ママは平日に子どもと買い物、など)の場合は、2つ持ちの方が便利かもしれません。
ライフスタイルに合わせて、最適な選択をすれば良いと思います。
実際に使ってわかった「パパ目線」のデメリット・注意点
ここまでオムニブリーズの良い点ばかり書いてきましたが、実際に使ってわかった「ここは不便だな」と感じる点も、正直にお伝えします。
デメリット① 体格が大きいと背中のバックルに手が届きにくい
これは身長180cm以上、または肩幅が広いパパに共通する悩みです。
オムニブリーズは、肩ストラップを背中の中央でバックルで留める構造になっています。身長170cm前後の方なら問題なく手が届きますが、180cm以上になると、かなり頑張らないと届きません。
私の場合、腕を後ろに回して、何とか指先が届くレベル。妻に手伝ってもらえる時は良いですが、一人で装着する時は結構大変です。
解決策:「前留め方式」をマスターする
でも、これには解決策があります。それが「前留め方式」です。
通常の装着手順を逆にすることで、背中のバックルを前で留めてから、抱っこ紐を回転させる方法です。
前留め方式の手順:
- 腰ベルトを装着する
- 肩ストラップを前に垂らした状態で、バックルを胸の前で留める
- バックル部分を持ったまま、抱っこ紐全体を後ろに回す(背中側に移動させる)
- 肩ストラップを肩に通す
- 子どもを抱き入れる
最初は少し慣れが必要ですが、3回もやれば身体が覚えます。この方法なら、身長190cmのパパでも一人で装着可能です。
エルゴベビーの公式YouTubeチャンネルにも、前留め方式の動画があるので、購入前に一度見ておくことをおすすめします。
デメリット② 付属ポーチが小さめ
オムニブリーズには、腰ベルト部分に小さなポーチが付いています。公式には「貴重品入れ」として紹介されていますが、正直なところ、パパの持ち物を入れるには小さすぎます。
実測:入るもの・入らないもの
- ○ 折りたたみ財布
- ○ 家の鍵
- ○ ハンカチ・ティッシュ
- × iPhone 15 Pro Max(大型スマホ)
- × 長財布
- × ペットボトル
私のスマホ(iPhone 15 Pro Max)は入りませんでした。仕方ないので、スマホはズボンのポケットに入れています。
解決策:ウエストポーチを併用する
近所への散歩程度なら、スマホをポケットに入れるだけで十分ですが、長時間の外出の場合は、別途ウエストポーチやショルダーバッグを持つことをおすすめします。
私の場合、アークテリクスの小型ウエストポーチ(マカ2)を愛用しています。スマホ、財布、鍵、おむつ1〜2枚、おしりふきが入るサイズで、抱っこ紐との相性も良好です。
デメリット③ 価格が高め
オムニブリーズの定価は約33,000円(税込)。抱っこ紐の中では、かなり高価格帯です。
例えば、ベビービョルンのONE KAI Airは約20,000円、コンビのジョインは約15,000円。これらと比べると、確かにオムニブリーズは高いです。
でも、投資対効果を考えると......
ただし、価格だけで判断するのは早計です。以下の点を考慮すると、オムニブリーズの価格は決して高くありません。
① 使用期間の長さ
- オムニブリーズ:新生児(3.2kg)〜48ヶ月(20.4kg)
- 一般的な抱っこ紐:新生児〜36ヶ月(15kg)程度
1年長く使えることを考えると、年間コストは逆に安くなります。
② リセールバリューの高さ
オムニブリーズは、中古市場でも非常に人気が高い商品です。メルカリやラクマで見ると、2年使用した美品でも15,000〜20,000円で取引されています。
つまり、実質負担額は以下の通り:
- 購入価格:33,000円
- 売却価格:18,000円(平均)
- 実質負担:15,000円
年間コストに直すと、約5,000円(3年使用の場合)。これなら、安価な抱っこ紐を短期間で買い替えるより、むしろお得です。
③ パパの育児参加が増える「見えない価値」
これは数値化できませんが、非常に重要なポイントです。
抱っこ紐が快適だと、パパの育児参加が自然と増えます。「ちょっと抱っこして」と頼まれた時に、「腰が痛いからベビーカーで」と断ることがなくなります。結果として、妻の負担が減り、夫婦関係も良くなります。
この「見えない価値」を考えると、33,000円は決して高い投資ではないと思います。
デメリット④ カラーバリエーションが地味
これは完全に好みの問題ですが、オムニブリーズのカラーバリエーションは、やや地味です。
2026年現在、以下のカラーが展開されています:
- ミッドナイトブルー
- グラファイトグレー
- パールグレー
- オニキスブラック
- ブリーズブルー
どれも落ち着いた色合いで、パパが使っても違和感はありません。ただ、「もっと明るい色が欲しい」「個性的なデザインが良い」という方には、やや物足りないかもしれません。
個人的には、グラファイトグレーを使っていますが、汚れが目立ちにくく、スーツにも合うので気に入っています。
他社製品との比較:オムニブリーズは本当にベストなのか?
ここまでオムニブリーズの詳細をレビューしてきましたが、「他の抱っこ紐と比べてどうなの?」という疑問もあると思います。
パパ向け抱っこ紐として人気の高い3モデルと、簡単に比較してみます。
エルゴベビー オムニブリーズ vs ベビービョルン ONE KAI Air
| 項目 | オムニブリーズ | ONE KAI Air |
|---|---|---|
| 価格 | 約33,000円 | 約20,000円 |
| 重量 | 740g | 1,000g |
| 対象月齢 | 新生児〜48ヶ月 | 新生児〜36ヶ月 |
| 通気性 | ◎(全面メッシュ) | ○(部分メッシュ) |
| 装着の簡単さ | ○(慣れが必要) | ◎(前抱き構造) |
| 体格対応範囲 | ◎(132cmまで) | ○(140cmまで) |
ベビービョルンの強み:
- 前抱き構造で装着が簡単(背中のバックル不要)
- 価格が1.3万円安い
オムニブリーズの強み:
- 通気性が圧倒的に優れている
- 1年長く使える(48ヶ月vs36ヶ月)
- 軽量(260g差は意外と大きい)
結論:
装着の簡単さを最優先するならベビービョルン。長期使用と快適性を重視するならオムニブリーズ。
エルゴベビー オムニブリーズ vs コンビ ジョイン EL-E
| 項目 | オムニブリーズ | ジョイン EL-E |
|---|---|---|
| 価格 | 約33,000円 | 約15,000円 |
| 重量 | 740g | 620g |
| 対象月齢 | 新生児〜48ヶ月 | 新生児〜36ヶ月 |
| 通気性 | ◎ | △ |
| 腰サポート | ◎ | ○ |
| パパ対応 | ◎ | △ |
コンビの強み:
- 価格が半額以下
- 軽量
- 日本メーカーの安心感
オムニブリーズの強み:
- 体格の大きいパパに対応
- 腰サポートが圧倒的に優れている
- 長期使用可能
結論:
予算重視で短期間(2歳まで)使うならコンビ。パパがメイン使用で長期使用ならオムニブリーズ。
総合評価:オムニブリーズが「パパ向け最適解」である理由
3つの製品を比較してわかるのは、オムニブリーズは「パパがメインで使う」ことを前提に設計されているという点です。
- 体格の大きいパパでも快適(ウエスト132cmまで対応)
- 長時間抱っこしても疲れにくい(腰サポートの充実)
- 48ヶ月(20kg)まで使える(成長しても使い続けられる)
- 夫婦共有がスムーズ(10秒で調整可能)
これらすべてを満たす抱っこ紐は、他にありません。
価格は確かに高めですが、「パパが育児参加しやすい環境を作る」という投資と考えれば、十分に価値があると思います。
結論:オムニブリーズは「一歩先行くパパ」の最適解
1年以上使い倒した結論として、私は自信を持ってオムニブリーズを推薦します。
こんなパパに特におすすめ
- 身長175cm以上、またはウエスト80cm以上の体格の良いパパ
- 保育園送迎など、毎日抱っこ紐を使う共働きパパ
- 週末に家族で長時間外出することが多いパパ
- 夫婦で抱っこ紐を共有したいパパ
- 子どもが3〜4歳になっても使い続けたいパパ
購入前の最終チェックリスト
オムニブリーズの購入を決めたら、以下を確認してください。
① サイズ測定
- 自分のウエストサイズを測定(132cm以内なら問題なし)
- 妻のウエストサイズも測定(共有する場合)
② カラー選び
- 汚れが目立ちにくい色:グラファイトグレー、オニキスブラック
- 明るめの色が良い:パールグレー、ブリーズブルー
③ 購入場所
- 公式オンラインストア:正規品保証、最新在庫
- 楽天・Amazon:ポイント還元を考慮すると実質的に安い
- 実店舗:実物を試着してから買いたい方向け
④ 付属品も検討
- 予備のよだれカバー(洗い替え用)
- ウエストポーチ(付属ポーチが小さいため)
投資対効果:3年使えば年間5,000円
最後に、改めて投資対効果を整理します。
初期費用:
- オムニブリーズ本体:33,000円
- 予備よだれカバー:2,000円
- 合計:35,000円
3年後の売却(想定):
- メルカリ等での売却:18,000円
実質負担:
- 35,000円 - 18,000円 = 17,000円
年間コスト:
- 17,000円 ÷ 3年 = 約5,700円/年
月額にすると、わずか475円。サブスクサービス1つ分以下です。
これで、パパの育児参加が増え、妻の負担が減り、家族の外出が快適になる。この投資対効果は、間違いなく高いと断言できます。
最後に:抱っこ紐は「家族の時間」への投資
抱っこ紐選びは、単なる「育児グッズ選び」ではありません。
それは「パパが育児にどう関わるか」「家族でどんな時間を過ごすか」を決める、重要な選択です。
抱っこ紐が快適なら、パパは自然と「ちょっと抱っこするよ」と言えるようになります。週末の公園も、平日の保育園送迎も、家族での旅行も、すべてがストレスフリーになります。
そして何より、子どもと密着して歩く時間が、かけがえのない思い出になります。
息子の体温を感じながら、街を歩く。小さな手が私の服を掴んでいるのを感じる。ふと見ると、抱っこ紐の中で安心して眠っている。こうした瞬間が、育児の醍醐味です。そして、オムニブリーズは、その醍醐味を最大限に味わえる抱っこ紐だと、私は確信しています。
「一歩先を行くパパ」として、子どもとの時間をもっと楽しみたい。そう思うパパには、間違いなくおすすめできます。